
水の性質と種類
| ikiiki88 | Leave a comment1. 酸性・中性・アルカリ性 |
水よう液は、中にとけているものによって性質が変化します。
水よう液の性質は、酸性、中性、アルカリ性の3種類に分類されます。
リトマス紙を使って色を比べることができます。
pHという単位です。身近な水よう液をpHというものさしで見てみましょう。
pHは数字が小さいと強い酸性で、数字が7に近づくにつれて、
酸性7で中性になります。
7を過すぎて数字が大きくなるにつれてアルカリ性の性質せいしつが強くなります。
身近なもののpHをあげてみましょう。
* pH 2~3 酸性
* pH 5.8~8.6 弱酸性~弱アルカリ性 (水道水)
* pH 7.4 弱アルカリ性(人間の体液)
*pH 1.2~2.5 酸性 (人間の胃液)
*pH 7~10 アルカリ性せい( せっけん水)
2.軟水と硬水?どちらがおいしいの? |
やわらかい水とかたい水って、何でしょうか?
水にかたいとか、やわらかいとかってあるの?」と、
不思議に思う人もいるでしょう。
水のかたい、やわらかいは、手でさわってわかる感じをいうのではありません。
水にふくまれている成分の量を表す言い方なのです。
水にふくまれるカルシウムとマグネシウムが少ない水を
「やわらかい水軟水)」といい、多い水を「かたい水(硬水)」といいます。
それを「こう度」という数値で表します。いくつ以下が軟水で、
いくつ以上が硬水かについては、基準が明確にされていません。
3.ミネラル成分は、岩石の成分が水の中に入ったもの? |
水の中にとけているミネラル成分は、
主に山や大地をつくっている岩石の成分 です。
岩石の成分が、どうして、水の中に溶け込む理由は以下の通りです。
1) 山や大地に降ふった雨が地面にしみこむ
2) 土から、砂と岩の層、さらにその下の大きな岩の層まで、
ゆっくりしみこむ
3) しみこむとちゅうで、岩の成分を少しずつとかしながら進む
4) 水の中に岩石の成分が少しずつ入る
5) 長い時間をかけてミネラル成分がとけこみ、ミネラルウォーター
としてくみ上げられる
カルシウムやマグネシウムは岩石の成分ですが、わたしたち人間の体にも
必要な大切な成分です。
日本の水のこう度、軟水と呼ばれるものがほとんどですヨーロッパなどの
大陸でとれた水はこう度301以上の硬水がほとんどです。
4、日本で軟水が多い!その理由とは? |
* 山と海が近く、けいしゃが急な地形です。大陸たいりくの水に比くらべると、
岩石とふれる時間が短いので、成分の少ない軟水になります。
* 火山の活動によってできた場所が多く、
地層の多くは主に火成岩でできています。
* そして多くの火成岩の主成分はケイ酸さんと呼よばれる物質で、
カルシウムやマグネシウムをあまり多くふくみません。そのため、
こう度の低い軟水になるのです。
反対にヨーロッパなどの大陸で硬水が多いのは、次のような理由です。
山と海が遠くはなれていて、ゆるやかな地形をゆっくり水が移動します。
それだけ岩石とふれる時間が長いので、成分をたっぷりとかしこんで、
硬水になるのです。
ヨーロッパには、大昔海にあった貝がらや魚の骨がたくさん
ふくまれた地層(石灰岩層)が広く分布しています。
貝がらや骨ほねにはミネラルがたくさんふくまれているので、
地層もミネラル分が多くなるのです。
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