
水道水は安全なのか?
| ikiiki88 | Leave a comment水道水って飲んでも大丈夫? |
水道水が飲める国は、世界196ヶ国中15ヶ国しかないそうです。
日本の水道水は、塩素消毒を行うことで殺菌しているため、
そのまま飲めると世界に誇っていていますが、そのクオリティは確か
なのでしょうか?
水道水を安全にするための塩素は私たち人間にとって有害な物質なのです。
水道水特有のカルキ臭も気になるところですし、他にも発がん性物質といわれ
ているトリハロメタンや中毒性がある鉛などが含まれている可能性があります。
そんなこんなで、水道水を直接は飲まず、浄水器をつけろ過していたり、
ミネラルウォーターを飲む方々が増えています。
水道水の安全性について |
水道水は、水質基準が厳しく設けられており、51項目の基準をクリア
しなくてはなりません。
この基準は項目が多く厳しい基準値となっていますので、水道水を飲んでも
問題ありません。
また水道水を管理する事業者は厚生労働大臣の認可が必要です。
原則として経営は各市町村が行うものとなっており、水道法によって水質検査
を行う義務が課せられています。
国の認可が必要なために、各水道局の扱う水質は異なるので行っている施策
は異なりますが、安全でおいしい水を届けようとしてくれています。
そして水道水は必ず塩素によって、感染症の原因である病原微生物の消毒
をしています。
蛇口からでる水については、水道法第22法に基づく水道法施行規則
(厚生労働省令)第17条3号によって残留塩素を0.1mg/L以上保持するように
定められています。
しかし多く残留していると味やにおいに影響がでるため上限1mg/Lに抑える
よう水質管理目標値もあるということ。
多くの水道局で行われている「おいしい水プロジェクト」では、この残留塩素
に上限を0.4mg/Lを目標としています。検査結果をWebなどで公表しています。
また日本では浄水処理も発展しているため放射性物質の除去も行われています。
こうした取り組みがあり日本の水道から安全な水が提供されています。
水道水の危険性について |

水道水は安全という事ですが、危険性も多く含んでいます。
平成25年度の水道普及率は97.5%となり、多くの給水管が使われています。
この給水管が水道水の危険性のひとつの要因となっているのです。
1980年代後半まで鉛製の給水管が使用されていました。
この鉛製給水管から水道水に溶け出し、水が汚染されていました。
平成15年4月には水質基準で0.01mg/Lが定められていますが、いまだ7530km
を超える膨大な鉛製給水管が残存していると厚生労働省が発表しています。
(平成21年度の水道統計)
29年度までで、残存数は、水道管全部の8、2%という事でした。
水道水特有のカルキ臭もあります。
他にも発がん性物質といわれているトリハロメタンや中毒性がある鉛などが含
まれている可能性があります。
使われています。
そのため腐食性土壌に起因する漏水事故が起きているなど水道管の耐震化率
は低くなっています。
古くから使用している水道管に赤さびが発生し、消毒後にこの水道管を
通るわけですから、蛇口から出る水道水は安全と言い切る事は出来ないの
ではないでしょうか。
国としても大規模震災への懸念などもあり、早急な対応を求められているの
ですが、膨大な費用がかかり有能な人材が定年を迎えるなどなかなか進まない
のが現状となっているようです。
水道施設整備費の平成28年度予算を前年比103%の確保をし、
水道管路緊急改善事業を創設しています。
マンションなどで給水タンクの水の安全性は? |
給水タンクの管理は国ではなく検査や清掃を厚生労働大臣に認可をもらって
いる事業者が点検するものとなっています。
管理会社にもよりますが、給水タンク内のカビやごみ混入物難度の掃除を
定位的に行われているのかを確認する必要があるでしょう。
また塩素消毒をする際に発生するトリハロメタンは発がん性物質ですので、
飲料水としては、浄水器を使うなり、あるいは蒸留水というのもあります。